日本人になじみ深い「松」が「縁起物」になった理由

 

 

お正月の門松などに見られる「松」。「松」は今も神社仏閣やお城、日本庭園や海岸線などでよく見ることができます。盆栽愛好家の中では「松の盆栽」は昔から人気がありますし、一鉢数百万という値段がつくものもあります。そんな昔からに本地になじみ深い松を「縁起物」という観点からまとめてみました。

松が「縁起物」の理由

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松が常緑樹であるために冬でも緑を絶やさないことが挙げられます。常に青々としているその姿から不老長寿の象徴と考えられたわけです。
同じように松という言葉の語源も諸説あり、久しく齢(よわい)を保つことから「たもつ」が転じて「まつ」になったという説や、葉がまつげに似ているから「まつ」である、神が木に宿るのを「待つ」などがあります。
松は夫婦愛
松は常碧木なので、年中色が変わらず、不変の健康・隆昌・長寿を現し、木材は建築棟染めに用いられ、葉は「枯れて落ちても二人連れ」と、夫婦愛の象徴とされ、多くの樹木の中から選ばれた木です。
繁栄の象徴ともいわれており、それによって金運アップにも繋がっていると考える事が出来ます。 その結果松は縁起のいい木と言う風に言われているのではないでしょうか。
神様が来る為の目印(依り代)の意味もあります。
松が縁起物になったのには様々な理由があるんですね。

松を植えると繁栄する?

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松は冬場の寂しい時期にも青々と葉を茂らせていて生命力を感じるので、門松などの縁起ものとしてよく使われています。

昔のわらぶき屋根には「屋根松」といって、屋根の上に松を植えていた地方もあったようです。
「松」そのものを植える地域と「イワヒバ」などを植える地域があるようです。

屋根の上に松を植えていた地方もあるそうなのですが、松を植えて屋根がつぶれる心配はなかったのでしょうか。
ですが、屋根の上に松を植えるほど、松の生命力などをいただきたいという思いが強かったのでしょうね。

松の木々の間を通った風は体に良い?

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昔から、木の枝を通ってきた風はストレスを治すと言われています。だから、庭に木を植え、風を感じるということは、建物にとっても、人にとってもいい環境づくりになるのです。

特に松の木々を通った風は、心臓病や結核によいとも言われています。

確かに山や木の多い公園などに行くととても気持ちが良いものです。
松の木々の間を通った風が体に良いのは、フィトンチッドや松由来の自然の抗炎症作用・抗菌作用物質などを風と共に運んできてくれるからでしょうか。

若松

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若松は生長感をはらんだ若々しさと、生気のみなぎった端正さが慶ばれて、お正月の花にも用いられます。
門松でよく見られる松ですね。

引き松

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大地を踏みしめ地に足がついた生活が送れますようにとの願いから根を残した松。
枝と根を切り離さず、成長したままの姿で鉢植えや地植えにしたものが「引き松」と言うようです。

三光松

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真冬でも青々とした葉を茂らせる為『長寿と健康のシンボル』
苔がついている老木は特に長寿に通ずる松。
盆栽用に改良された物があったり、黒松と五葉松という松どおしの掛け合わせのものもある。

大王松

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大王松は3本の針葉です。

3本の針葉の松は、よく『三鈷の松』として神聖視されます。

その昔、弘法大師空海様が帰朝する時、唐の浜辺より三鈷杵(密教法具)を投げ、それが高野山の三針葉の松に引っ掛かり、高野山の開創に大きく関わったとされています。

以来、高野山では『三鈷の松』として聖木となったそうです。

三針葉の松は、縁起の良い松として寺院に好んで植えられたようです

もとは北アメリカ南東部原産の松。
高さ20~40メートル、葉の長さが20~40センチにもなる松の木です。

「松に鶴」の図柄

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夫婦仲が大変良く一生を連れ添うことから、
夫婦鶴(めおとつる)といわれて

「仲良きことの象徴」

鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから、
天に届く、天上界に通ずる鳥といわれます

松 は常に緑を保ち、
神様を待つ木とされます

日本庭園には、必ずと言ってよいほど
松が植えられています

神様、どうぞ、松に宿って下さい
お守り下さいと言う事なのです

これ以外にも「鶴は千年生きる」と言わていることと、「松は老いず」と言われてところから、
松と鶴を一緒にえがくことで永遠の若さや、長寿の意味を持たせた、という言い伝えもあるようです。

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