ひょっとこの笑顔?変顔?に癒される人は多いのではないのでしょうか。
ひょっとこ踊りも有名ですよね!場を盛り上げられるので、何かの二次会で見かけることが多いです!
今回はひょっとこの魅力に迫っていこうと思います。
もくじ
ひょっとこの魅力
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「笑い」の絶えないところには、たくさんの福が訪れると言われます。
とにかくゲラゲラ、テーブルを囲んで笑っているような家庭が円満でないわけがありません。
そんなふうに「笑ってるよ~」という円満のシンボルが、このおかめとひょっとこなのです。
この二つが対だったという事を知っている人はあまりいないのではないのでしょうか。しかし冷静に見てみますと、似ている側面はかなりありますね。どちらも温厚そうで見ていていい気分になりますから。
ひょっとこの始まり
「火男(ひおとこ)」のお面が、お多福や天狗のお面と同様に、広く日本全国で親しまれるようになりました。
「火男(ひおとこ)」がなまって、「ひょっとこ」となります。
ひょっとこの口がひん曲がっているのは、竈のヒト起こすために火吹き竹を吹いている姿を表しています。
岩手県奥州市の江刺地方に残る民話に、「ひょっとこのはじまり」というのがあります。
この話では、ヘソから金を生む奇妙な顔の子供であり、死んでから自分に似せた面を竈の前に架けておけば家が富み栄えると夢枕に立ったと、あります。
その子の名前がヒョウトクスであったところから、ひょっとこになったという説を立てています。
なるほど色々な説があるんですね。やはり言葉が派生するという話は結構ありますね。
ひょっとこの逸話
類似の話は各種あるが、概ね東北地方では火の神様として扱われるようですね。
日本の代表的民謡「出雲安来節」にもひょっとこ顔の男踊りとして、「ドジョウ掬い踊り」がありますね。
ドジョウ掬いでは、五円玉を鼻につけるでしょ。
出雲の国はかつて製鉄が盛んであり、その砂鉄採取が所作の源流とされます。
ちなみにヤマタノオロチも、草薙の剣で知られる天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)が出ることや、酒桶に首をつけることから製鉄に関する神話という説もあります。
ドジョウ掬い踊りには、炎と関係の深い金属精錬神への奉納踊りの側面もあったと考えられています。
お金をつけて踊る辺り、岩手県の民話と起源の同一性が感じられます。
そこに大変美しいおかめがいるのを見て、自分を美しくみせようと我を忘れて踊りだしてしもうたんじゃ。これを見ていたおかめも、きつねにつられて一緒に踊りだし、心配そうに見ていた兵助と、木陰から見ていた村の若者たちもつられて一緒に踊りだしどこかへ行ってしもうたんじゃ。「日向民話より」
そのときつけていたのがひょっとこのお面という事でしょう。このお面をつけて盛大なお祭りが開催されています。
利用方法について
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日向ひょっとこ夏祭りは、現在毎年8月第1週の土曜日に開催されています。
この祭りは、地域の活性化、伝統文化の触承、さらには観光発展などのため、青年会議所と橘ひょっとこ踊り保存会が中心メンバーとなって運営組織を立ち上げ、昭和59年9月にお倉ヶ浜総合公園及び日向市役所前で「第1回日向ひょっとこ祭り」が開催されました。
豊作や商売繁盛の祈願を込めて大勢でひょっとこ踊りを踊るこの祭りは、熱心なファンや市民の皆様に支えられ、回を重ねるごとに踊り手や観客も増加し、だんだんと日向市から全国へ「ひょっとこ踊り」の素晴らしさが認知されるようになっています。
他にはお祭りでも活用されます。総じて見ますと、にぎやかで明るい状況をさらに盛り上げようという目的で活用している事がお分かりいただけるのではないのでしょうか。
私の祖母が友達(約20名)を引き連れ 披露宴会場をひょっとこの格好で踊りました。
最後には 親族や友達も加わりかなり盛り上がりました。
踊りを披露するためだけに来てくださった方や 明るい祖母に感謝しています。
確かに、結婚式で使えば、会場が和んでいい雰囲気になる事でしょう。こういう雰囲気を良くするというのも縁起物の大切な役割ですね。
どんな縁起物として存在しているの?
火男とはかまどの火を焚く男の事
一生懸命竹筒で火を吹いたので
竹筒を口から離しても口にクセが残るほど。
そんな一生懸命働くひょっとこ(火男)は
家内繁栄を招くという意味が込められています。
おかめと対になっている
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おかめとひょっとこ、おかめは、お多福とも呼ばれ呼んで名のごとく福が多いという縁起物であり、そのおかめと相対してひょっとこを並べることで夫婦円満の象徴と言われています。
このほかにも、「笑う門には福来る」という言葉通り、幸せの象徴として利用されています。ですから、夫婦円満の象徴であったり結婚式でも利用されるわけです。皆さんも、興味のある方は、いちどひょっとこの祭りや、イベントに参加してみてはいかがでしょうか。