招き猫は日本の代表的な縁起物の一つですね。その可愛らしさに心惹かれた方も多いことでしょう。けれど、せっかく縁起の良い招き猫を置くなら、招き猫の由来を知って、確実にご利益をゲットする方法を知っておきましょう!
もくじ
招き猫の起源
招き猫は、江戸時代末期に生まれ長きに渡って愛されてきた、達磨や福助と並ぶ日本独自の縁起物ですね。
猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するための養蚕の縁起物でしたが、今ではすっかり商売繁盛のラッキーアイテムになっています。
猫は本当にねずみの大敵ですね。
招き猫が福を呼ぶポイントは?
ポイントは8つ!
招き猫の由来をしっかり理解してご利益を獲得する8つのポイント
1.左右だけではなく高さも重要な招き手
2.ベーシックな三毛は幸福の証
3.白・黒・赤といった色にまつわるご利益
4.基本色以外の色にもそれぞれ意味がある
5.やはり金運といえば小判
6.左右の目の色が違う「金目銀目」はより金運を招く
7.かわいい子猫で家庭円満
8.招き猫は毎週しっかりお掃除ケアしよう
とくに、手の高さも重要で高いほど遠くの福も呼び寄せるとされています。
しかし、それ以外にもこんなにご利益のポイントがあるのです。
ほとんど初耳のものばかりです。
しかし、色使いなどにも一つ一つ意味を持たせ、
少しでも福を呼び寄せようという縁起物の特徴がよく表れていますね。
招き猫の日があるのをご存知ですか?
今日、9月29日は、「くる(9)ふ(2)く(9)」=来る福の語呂合わせで、日本招き猫倶楽部が制定した『招き猫の日』という記念日なのだそうです。
この日は・・・
伊勢神宮「おかげ横丁」
愛知県瀬戸市
熊本県島原市
などで、「来る福・招き猫まつり」が開催されるそうです。ちなみに、今からお話する招き猫の由来の一つとして登場する彦根では、「い(1)い(1)ふ(2)く(9)」=いい福の語呂合わせで、11月2日~9日に「招き猫まつり」が開催されるそうです。
・・・てな事で、今日は『招き猫の由来』を書かせていただきたいと思いますが、そもそもの由来としては、中国は唐の時代の『酉陽雑俎(ゆうようざっそ)』なる書物に、「俗に言はく。猫、面を洗いて耳を過ぐればすなわち客到(いた)る」というのがありますので、もともとの出典は、これなのでしょうが、それが日本に伝わって、その猫の姿を、招き猫という人形にして、置物として飾る事に関しての起源については諸説あります。
色々な日が作られている日本ですが、まさか招き猫の日があるなんて驚きですよね。
しかも、各地で招き猫まつりなるものまで開催されているという浸透ぶり。
知らないほうがおかしい感じなんでしょうか。
そういえば、おかげ横丁には大きな招き猫が鎮座しています。
招き猫発祥の社(一部ですが)
大渓山豪徳寺
豪徳寺は「招き猫」の寺としても有名です。
昔、この寺の猫が、彦根藩二代目藩主井伊直孝を手招きして寺内に招き入れたことがきっかけで、寺は井伊家の菩提所になり寄進も得て栄える、という吉運をもたらしました。
今戸(いまど)神社
今戸焼猫の由来 江戸末期、老婆が、貧しさのあまり愛猫を手放なければならくなったが、この猫が夢枕にあらわれて「自分の姿を人形にしたら必ずや福徳を授かる」といったのです。そこでその猫の姿の人形を今戸焼の焼き物にして浅草神社の参道で売ったところ、たちまち評判になったといいます。
自性院(無量寺)
自性院(無量寺)の入り口の門柱の上には小判を持った招き猫が置かれ、境内には猫地蔵尊を祀る地蔵堂がありあります。招き猫の発祥の社の一つとされています。地蔵堂には2体の猫地蔵尊が祀られていますが、両方共、猫の顔をしたお地蔵さま(猫面地蔵)で、招き猫の像容ではありません。それぞれに縁起(2つの縁起)がありますが、太田道灌を招き入れて救ったとの縁起から、招き猫発祥の社とされたと思われます。また、現在授与されているような招き猫の姿形が昔から伝承されているわけではありません。
その土地土地の事情などが反映されていてとても面白いですね。
招き猫とひとくくりにすることは今後はなかなかできなくなりますね。
まだまだ招き猫の秘密はありそうです。