お正月に飾る鏡餅の上に乗せる果物はミカンだと思っている方はいませんか?実はミカンではなく橙(ダイダイ)です。ダイダイは大変おめでたい縁起の良い果物なのです。今日は縁起物、ダイダイについてまとめてみました。
もくじ
橙(ダイダイ)はどんな果物?
ミカン科の常緑低木。高さ5~6メートル。インド、ヒマラヤ地方原産で数種が知られる。寒さや暑さに強く、多雨にも耐え、樹勢は強健で、多くの品種は耐病虫性も強く、毎年よく結実する。果実は成熟しても落下しにくく、同一樹上に3回にわたって結実した果実をみることができるので「代代」の名がある。本種は西方と東方に伝播(でんぱ)し、西方ではサワーオレンジ、ブーケなどを分化し、またサワーオレンジの突然変異種といわれるシノットもあり、地中海地方に分布する。東方では揚子江(ようすこう/ヤンツーチヤン)流域に分布し、カイセイトウ(回青橙)、シュウトウ(臭橙)などを分化し、日本にも伝わった。
厳しい自然環境の中で育つダイダイはずいぶん強い樹木なんですね。
また、同じ樹木に何度も実をつけるのだそうです。
このあたりにダイダイが縁起物と言われる理由があるのでしょうね。
また、同じ樹木に何度も実をつけるのだそうです。
このあたりにダイダイが縁起物と言われる理由があるのでしょうね。
ダイダイと正月飾り
新しい年神さまをお迎えするためのお正月の飾り物とダイダイの画像を見てみましょう。
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鏡餅とダイダイ
そして、鏡餅です。地方によって形は違いますが、ダイダイは必ずあしらわれているようです。
形が丸く平たい鏡餅は、昔に使われていた鏡に似ていることから名づけられたらしいです。鏡は神が宿るものと信じられていました。
そして、やはり、ダイダイが飾られていますね。
形が丸く平たい鏡餅は、昔に使われていた鏡に似ていることから名づけられたらしいです。鏡は神が宿るものと信じられていました。
そして、やはり、ダイダイが飾られていますね。
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では、いよいよ、ダイダイが縁起物として、お正月に欠かせない果物なのかを調べてみましょう。
ダイダイはどうして縁起物なのでしょう?
四季折々のいろいろな場面で、日本人は縁起を担ぐ。お正月はその最たるもので、おせち料理の黒豆、数の子、海老等等の食材にはそれぞれおめでたい意味がある。同様に、注連飾りや鏡餅も飾る意味があり、鏡餅の上に据えられている橙(だいだい)も縁起が良いため飾られている。
橙は、代々とも称され、インドヒマラヤ地方が原産のカンキツであり、日本にはかなり古い時代に中国から渡来したとされている。成熟した果実が落果しにくく、収穫しなければ同一樹で新旧代々の果実を見られることから、子孫が代々繁栄することに通じるため、「代々」の名が生まれ、正月飾りに用いられるようになった。今のように科学や医学が発達していない時代、人々は自然に対する畏敬のなかで、自然の不思議な現象に自分の願望を重ねた。
ダイダイは何年も木に付いたまま落ちることなく、冬には橙色に色づき暖かくなるとまた青くなり再び冬になると橙色に色づくといったように繰り返すため、ひとつの木に何代もの実が一緒になることから、繁栄の象徴として昔から縁起物とされ、正月の飾りなどに利用されてきました。
語呂合わせのようですが、橙(ダイダイ)はその樹木や果実の強い生命力から
代々(だいだい)子宝に恵まれ、子孫が何代も家を守り、末永く我が家が繁栄し続けるようにと
人々の願いがかけられた縁起物なのでしょう。
ですから、お正月には縁起を担ぎ、おめでたい意味のあるダイダイを必ず飾り物の一部としていたんですね。
代々(だいだい)子宝に恵まれ、子孫が何代も家を守り、末永く我が家が繁栄し続けるようにと
人々の願いがかけられた縁起物なのでしょう。
ですから、お正月には縁起を担ぎ、おめでたい意味のあるダイダイを必ず飾り物の一部としていたんですね。
ダイダイはどんな味?どうやって食べるの?
酸味と苦味が強いため、直接食するのには適さない。マーマレードおよび調味料、漢方薬の材料として利用される。果汁は酸味が強く風味がいいことからポン酢の材料としても好まれる。
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なんだか身体によさそうな食品ですね。
また、ダイダイには薬効があるそうです。
また、ダイダイには薬効があるそうです。
薬効・用い方
橙皮(とうひ)は、自律神経の緊張を抑制して、痰(たん)を散らす作用があります。
胃腸が悪い場合の咳(せき)、胃弱者の胸脇痛、胃弱者の嘔吐、つわりに用います。
一般的には、食欲がない場合の健胃(けんい)剤として、橙皮(とうひ)末1~2グラムを1回分量として1日3回食前に服用します。ダイダイ、ウンシュウミカンの未熟果実を二つに切って乾燥したものを枳実(きじつ)といいます。
枳実(きじつ)には、リモネンなどの精油、ヘスペリジンなどのフラボン類を含みます。
これは薬理実験では、胃腸機能の興奮(こうふん)、子宮筋の収縮などがあります。
胃下垂には、枳実(きじつ)を1日量3~9グラムを濃く煎じて1日3回毎日服用すると、胃の緊張を高め、腹部の膨満感が軽減されます。急性胃腸炎、細菌性下痢などにも用いますが、この場合には症状により大黄(だいおう)、黄連(おうれん)、黄芩(おうごん)、茯苓(ぶくりょう)、沢瀉(たくしゃ)などを選んで方剤として用います。
また、ふけや抜け毛防止には果肉をガーゼでしぼった汁や煮出した煎じ液を、地肌にすり込むようにしてつけます。
via tom.as76.net
いかがでしたか?
ダイダイは縁起物として飾られるだけではなく身体にもよさそうな果物ですね。
試してはいかがでしょうか?
ダイダイは縁起物として飾られるだけではなく身体にもよさそうな果物ですね。
試してはいかがでしょうか?
この画像は、昔ながらのもので、植物は、藁に裏白(うらじろ)、ゆずり葉などとともに橙が飾られています。橙(ダイダイ)がワンポイント光っていますね。