縁起の良い食材は自然と健康に良い栄養も含んでいます。勝負事の前は縁起物の食材をふんだんに取り入れて夕食を用意するのはいかかでしょうか。
もくじ
蓮根(レンコン)は見通しが良くなる?
正月のおせち料理の煮物に出てくる蓮根(レンコン)ですが、実は縁起のいい食材とされています。断面にたくさんの穴が空いていることから転じて、見通しがいいという意味があります。
縁起物の食材として季節の料理に好まれますが、その栄養も侮れません。
食物繊維はもちろん、ビタミンCをやポリフェノールを豊富に含むことから、美容にいいとされています。一年中スーパーで買えますが、旬は秋から冬にかけてです。
柿は嘉来(かき)に転じて幸せがくる!
サルカニ合戦で出てくる柿ですが、かつては子供達にとって大事な糖分でありました。そんな柿の縁起物としての意味は「嘉来(かき)」と読んで幸せがくるという意味を持っています。幸せをかき集めるという意味にも使われたりします。
実は柿も美容にいいのです。一つで1日分のビタミンCが取れてしまう上に、β-カロテンやペクチンなど、ダイエットをする方には嬉しい栄養素と、血液の流れを良くするタンニンも豊富に含まれています。健康にいいフルーツとして昔から大活躍しているのですね。
粘り強くなる納豆は縁起にいいだけでなく、健康にもいい!
粘らせれば粘らせるほどいいとされる納豆ですが、縁起担ぎにも粘らせるのはいいようです。受験のゲン担ぎやスポーツの大会の前など、勝負事にご利益があるとされている納豆です。もちろん栄養素もたっぷり。カルシウムやビタミンなど、1日に必要な栄養素をバランス良く含まれています。
体の疲れを回復し、髪の毛や皮膚を作るビタミンB群も豊富に含まれています。それから最も注目すべきは納豆キナーゼ。血液をきれいにし、心筋梗塞や脳梗塞の予防になるとされています。
縁起物の顔。春が旬の鯛(タイ)は健康にも良い!
タイの体の中には9つの宝を含んでいるとされています。この9つを見つけると何不自由なく福禄を得るご利益があるとされています。
① 鯛中鯛(たいちゅうたい)
② 大龍(だいりゅう)
③ 三ツ道具(みつどうぐ)
④ 鳴門骨(なるとぼね)
⑤ 鯛石(たいせき)
⑥ 竹馬(ちくば)
⑦ 鯛の福玉(たいのふくだま)
⑧ 鍬形(くわがた)
⑨ 小龍(しょうりゅう)
この九つは、それぞれタイの骨や寄生虫の名前です。魚屋さんならみんな知っています。
そんな縁起物のタイもやはり健康に良い食材のひとつです。疲労回復、免疫力の向上、動脈硬化の予防にもなります。