【ゾウ・ブタ・ウサギ・ザクロ】知って得する世界の縁起物!

 

日本には縁起物がたくさんありますが、海外にも縁起物はたくさんあるようです。知られていない縁起物を含めるとどのぐらいになるのか分かりません。今回は世界の縁起物「ゾウ・ブタ・ザクロ」について調べてみました。

ゾウは幸福を呼ぶお守り

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象は、ポーランドでは幸福を呼ぶお守りとされています。鼻を上に上げている象の小さな置物を飾ると幸福になると言われ、各家庭に飾られています。オフィスに飾る人もいるそうです。ポーランドには、象の置物が主人公の「 ぞうのドミニク」という絵本までありました。

大きさは、大抵がマッチ箱に乗る程度の物です。ガラス製、陶器、ブロンズと材質や色もさまざまです。大事なのは、ただところ構わず置くのではなく「鼻を上げているゾウの置物を窓の方に顔を向けて置く」ことだそう。そうしないと、幸せは全く来ないそうです。

ブタは幸運のシンボル

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ブタは、ドイツ語で、思いがけず良い事があった時「Schwein haben」(ブタを手に入れた)、運が良かった「 Schwein gehabt」(ブタを持っていた)と言うほど、幸運のシンボルとされています。

豚は子宝に恵まれる(財産に恵まれる)ことから、古来より幸福の象徴として崇められ、身近に置いておくと幸運を招くとされています。オーストリアやドイツでは、ブタは新しい年の幸福を運んでくると言われているため、新年や旅立ちに、ブタのミニチュアを友人や家族と交換する習慣があるそうす。

誕生日・旅立ちの時などにブタと1ペニヒ硬貨(ドイツ旧補助通貨)をあわせたものや、四つ葉のクローバーとブタを組み合わせたブタのフィギアを渡す習慣もあるそうです。

元旦に豚を食べるとその一年は幸せに過ごせるという言い伝えもあります。日本でも沖縄には「豚正月」という言葉もありますね。オーストリアでは年の変わり目に、親しい人の間でラッキーグッズを交換する習慣があるそうです。ブタは新しい年の幸福を運んでくると言われているため、お正月前には、硬貨や四葉のクローバーをくわえたブタの置物などがドイツやオーストリアの店に多く並ぶようです。

韓国ではブタは金運を上げるといわれブタの夢を見るのは縁起が良いそうです。中国ではブタが子だくさんな動物のぶたは、多産多幸・家庭の幸せのシンボルなどといわれています。チリでは三本足の豚はとても縁起が良いと伝えられています。

ブタは富と繁栄の象徴であるため貯金箱のモチーフによく使われています。貯金箱で世界一多い動物キャラクターはブタらしいです。ブタの形をしていなくても、英語では小型の貯金箱のことを”Piggy Bank”といいます。

長い耳のウサギも縁起物

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ウサギは、その容姿がかわいいので、アニメのキャラクターにも登場しますし、着ぐるみなどにも登場しますよね。ウサギさんも、縁起物の一つなのですよ。

ウサギさんは長い耳をしているので、「人の話を聞ける、情報が良く入る」ということで、今は情報系の方々に、縁起物として人気があるようです。その長い耳で、様々な情報に精通できる、ということでしょうね。

ウサギの耳は、レーダーの役割をします。耳とヒゲによって、色々な周りの状況を敏感に察知して、他の動物よりも、「先読み」した行動が取れる、というのが特徴なのですよね。非常に動きが機敏です。

ご飯を食べていても、何をしていても、耳が敏感に動きます。音のするほうに、耳だけレーダーのように向けているのをみると、動物って本当にすごいな、と思います。

このレーダーの耳を持つように、たくさんの情報をいち早くゲットできるよう、情報系のお仕事をする方にとっては、「ウサギにあやかって」ということで、縁起物となっているのですね。人のお話を良く聞ける、ということで、勉強を頑張る受験生にも、人気があるようです。

ドイツの縁起物「煙突掃除屋さん」

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ヨーロッパの家々に暖炉があった時代に煙突は、使えないと暖もとれず料理も作れなくなってしまう生活には欠かせないもので、その家庭を円滑に保ってくれる煙突掃除屋さんは家庭円満の象徴とされていたそう。

「友人などに贈るのが一般的だけど自分用に買って新年を迎えてもラッキーよ!」花屋さんに教えてもらい、シルクハットに入った四葉のクローバーと煙突掃除屋さんをチョイス。

ざくろも縁起物

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ギリシャでざくろと言うと、ギリシャ神話のペルセポネが冥界で食べてしまった果物というイメージが強いですが、種がいっぱい詰まっていることから豊穣や子孫繁栄などの象徴でもあります。ホリデーシーズンの習慣は書ききれないほど沢山ありますが、よく知られているもののひとつが「ざくろ割り」です。

簡単に言うと新年にざくろを家の入口のところで床に叩きつけて割り、種が多く飛び散るほど新しい年がラッキーであるということ。

地方によって、秋から吊るしておき皮が乾いたざくろを使ったり、一家の長が元旦に教会へ持っていき祝福を受けたざくろを使ったりという違いがいろいろあります。

今回はゾウ・ブタ・ウサギ・煙突掃除屋さん・ザクロに関してでしたが、
世界各地にはたくさんの縁起物があります。
ゾウにいたっては、インドでもっとも人気のある神様ガネーシャは象の顔をしている訳ですから、
どれだけ縁起物なのかが分かりますね。

ウサギも縁起物として海外旅行のお土産品として海外ではよく売られています。
ブタの場合、置物やおもちゃなどもかわいいと言う意味もあり、好まれている縁起の良い動物ですね。

ギリシャのザクロはあまり知らない人も多いと思います。
日本がお正月に食べる縁起の良い食べ物は、
外国人からすれば、どうしてこの食べ物が縁起物なの?と思うのと同じでしょう。
日本人から見ても、どうしてざくろが縁起物なのか不思議なものですね。
本当に世界にはいろいろな縁起物があるものです。

また、食べ物や動物以外に、ドイツの煙突掃除屋さんが縁起物というのも面白かったです。
イギリスでも煙突掃除屋さんが幸運を呼ぶと言われていると聞いた事がありますが、
ヨーロッパでは大きな煙突があり、そこからこのような話が生まれたのだと思います。
こう世界の縁起物を調べていると、日本の縁起物も気になってきました。

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