日本では、お礼の品として縁起物を贈る風習も古くからあり、それは今もなお引き継がれています。結婚式に出席してくれたお客様に、感謝の気持ちを込めて贈る引き出物は、縁起が良く、持ち帰りやすいというものが特に人気が高いようです。
もくじ
人気の高い縁起物とは?
平安の時代には、婚礼の参列者に馬を贈っていたという説がありますが、さすがに現代ではそうはいかず、コンパクトで持ち帰りやすく、もて余さないような縁起物の人気が高い傾向があります。
後日宅配する引き出物のサービスもありますが、やはりおもてなしの気持ちとして、手土産として引き出物を持ち帰ってもらいたいという人が多いのではないでしょうか?その中でも人気の高い、縁起の良い引き出物をご紹介します。
♦鯛
”めでたい”という語感や見た目の華やかさもあり、縁起物でめでたい時に食べるイメージの強い鯛は、引き出物としても最適です。
とはいえ、本物の鯛をそのまま持って帰ってもらうのはなかなか難しいので、鯛めしの素がパッケージにされたものや、鯛をモチーフとしたお菓子などの人気が高いようです。
♦鰹節
武士の戦勝記念に報奨品として贈られていたことから、古くから縁起物として贈られてきた鰹節ですが、夫婦円満の意味も持っていることから、引き出物として選ぶ方が多いそうです。
鰹節そのものが真空パックされたギフトから、すでに削ってあり小分けにされている使い勝手の良いものもあります。
日持ちもしていくつあっても困らないというのが、選ばれる理由かもしれません。
♦うどん
太くて長いうどんは、健康長寿を願う縁起物として親しまれており、夫婦の仲を太く長くするという意味でも、結婚式の引き出物として人気があります。
うっすらと色のついたものや、ハートをかたどったものなど、見た目にも可愛らしく贈り物として喜ばれます。
♦赤飯
めでたい時に昔から食べられてきた赤飯は、お祝いの時には欠かせないものですよね。
赤飯が真空パックされた食べきりサイズのものが、予算的にも手ごろなので、引き出物として贈る人も多いようです。
まとめ
引き出物として縁起物と関係ないものを選ぶ人もいるようですが、風習を重んじる世代の方にとってはやはり、縁起物の引き出物の方が喜ばれるかもしれません。
しかし、どんなに縁起の良いものでも、大きすぎたり持ち帰りにくいものであると、遠方から出席している方にとって迷惑になってしまいかねないので、持ち帰りやすく日持ちのするようなものが、特によく選ばれているようです。
上記のことも想定に入れて、晴れの日にぴったりな素敵な引き出物を見つけましょう♪