これでOK!子供向けの説明《ひな祭りの由来》

 

 

何でもそうですが、子供というのは知りたがる割に知識が乏しいため説明に苦労します。
ひな祭りも同様ですが、日本人としてはひな祭りの軽い由来ぐらいは子供といえども知っておいて欲しいものです。
そこで、子供向けの説明ではどうするかについて紹介します。

ひな祭りの由来とは

ひな祭りの由来を子供に説明する前にまずは、ひな祭りの由来についてある程度は抑えておきましょう。
子供は意外な方向からの質問をしてくるものです。
一通り知識を入れてから説明するのがよいでしょう。
雛人形と雛祭りの起源と歴史〜選ばれるお店の雛人形 (23326)

まず1つ目の話は、「上巳の節句」についてです。上巳の節句とは中国から伝わった五節句の一つで、三月上旬の巳の日に、草や藁で作った人形(ひとがた)で自分の体を撫でて穢れを移し、それを川に流すことで厄払いや邪気祓いを行う風習がありました。

また一方、貴族階級の女の子の間では、紙の人形を使った遊び、今で言うところの「おままごと」が流行っていました。これを「ひいな遊び」と言うのですが、このひいな遊びと川に流す人形(ひとがた)が結びついて「流し雛」が誕生しました。

さらに江戸時代になると、人形作りの技術が向上したことで川に流すのではなく家で飾るように変化していきました。

これが、ひな祭りの由来と言われています。

以上のようにひな人形は平安時代中期まで遡り、雛遊びの人形から流し雛が誕生し、さらにその人形が平和な時代になり高価になることで家に飾り、ひな祭りとなっていきました。
しかしながら、子供に平安時代が~とか流し雛への変遷などを語ったところで全く理解できないことでしょう。
ですから、このあたりをマイルドに説明する必要があります。
そのためには、説明する人自身がひな祭りについて一通り理解しておく必要があります。

源氏物語にも出てきた流し雛

下鴨神社 流し雛 (23327)

下鴨神社 流し雛 (23306)

平安時代に書かれた「源氏物語」の須磨の巻で、源氏は上巳の祓いを須磨の海岸で行い、お祓いをした人形を海に流したという著述があります。光源氏が巳の日に陰陽師に祈祷させ、人形を舟にのせて流す場面が描かれているようです。
皆さんと一緒になって楽しく勉強しましょう。

「三月やよいの朔つい日たちに出で来たる巳の日、今日なむ、かく思す事ある人は、御禊みそぎし給ふべきと、なまさかしき人の聞ゆれば、海面うみつらもゆかしうていで給ふ。いとおろそかに、軟障ばかりを引きめぐらして。この国に通ひける陰陽師召して、祓へせさせ給う。舟に、ことごとしき人形ひとがたのせて流すを見給ふにも」≪須磨の巻≫

なお、この流し雛のみならず当然ながらひなあそびも源氏物語には記述があり、同時期に清少納言が書いた枕草子にも記述が見られます。
現在でも流し雛を行っているところはあるので、説明とともに一度訪れてみるのもいいかもしれません。

ひな祭りが女性の祭りとなったのは江戸時代

「ひな祭りってなに?」と子どもに聞かれたら…。《桃の節句の由来》 | 4yuuu! (フォーユー) 主婦・ママ向けメディア (23319)

雛祭りの後で・・・ - 韓流研究室 (23325)

江戸時代初期の寛永6年(1629年)、京都御所で盛大なひな祭が催されました。 これ以後、幕府の大奥でもひな祭を行うようになり、やがてこの習慣は上流から町民へ、 大都市から地方へと大きく広がっていったのです。
そして江戸時代中期には、女性たちばかりでなく、女の赤ちゃんの誕生を祝う初節句の風習も生れて、 ひな祭はますます盛んとなりました。 江戸市中には雛市(ひないち)が、日本橋十軒店(じゅっけんだな、いまの室町)や茅町(かやちょう、いまの浅草橋) など各所に立って大変にぎわいました。またこの頃から付属のひな人形や雛道具の種類も多くなり、 かなり贅沢なものが作られるようになりました。幕府はひな人形の華美を禁じるお触れを再三出しています。
明治に入ると、新政府は従来の節句行事を廃止して新しい祝祭日を定めました。 しかし、長い間人々の生活に根を下ろした行事は簡単になくなるものではなく、やがて復活します。 こうして上巳、端午、七夕など子どもに関係の深いお節句は、いまも民間行事として盛んに行われています。
やはり庶民のところにくるまでは平安の世から安定した江戸時代までかかったようです。
そして、現在のひな祭りの形になったのは江戸中期のころで、このころは様々な文化が花開いたと同時に幕府の財政も厳しくなり始め、緊縮財政を行うようになってきます。
そうした中で、きらびやかな雛人形が禁止の対象になったようです。

子供への説明について

こどもの日の由来を子供に簡単に説明してあげよう!絵本もおすすめ♪ | いちにのさんし! (23309)

ひな祭りの説明のポイント

・昔は嫌なことを紙の人形に移して川に流していた

・ひな人形はお守りのようなものである

・子供の成長を願うお祭りであること

ひな祭りの由来を説明する際に時代などは子供に説明しても仕方ないので「昔」で十分です。
そして、その当時どんなことが行われていたのかを説明し、その意味を軽い感じで説明しましょう。
さらにひな祭り自体がどういったお祭りであるのかを説明すると子供もその意義を理解してくれるでしょう。

ピックアップ記事

  1. 蛇はお金の神様として広く知られています。ですが、実はそれだけではないのです。特に蛇の…
  2. 見た目が可愛いカエルですが、中にはカエルが苦手という人もいるかもしれませんね。そんなカエルは実は幸運…
  3. 宝くじを当てたいとは誰もが思うことですね。でも、実際にはなかなか当たらない人も多いのではないでしょう…
PAGE TOP