【着物の柄にも縁起が!】着物選びに困ったら柄に注目♪

 

七五三や卒業式、成人式や結婚式など、少ないながらも着物を着る機会もありますね。着物は色やデザイン重視で選んでいませんか?実は着物の柄に縁起物が使われていることが多いんです。色やデザインだけでなく、縁起物の柄について知っておきましょう。

もくじ

最近は着物のレンタルが主流になりつつある

特に女性では着物を着る機会も多いのではないでしょうか?
最近では購入する人よりも、レンタルする人の方が多くいるようです。
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お正月に成人式に卒業式、はたまた子どもの入学式や七五三などの行事と、意外と着る機会の多い着物。少し面倒臭いですが、ここぞという時に着ていると格好いいですよね。最近では結婚式のお呼ばれでも着ている方を多く見かけます。
購入派の一番の理由は、「一生に一度のこと。やはり買ってあげたい」というのが多いようです。
やってあげられる内にやっておいてあげたい・・・という親心が窺い知れます。

レンタル派の一番の理由は、「費用が抑えられること」と「成人式だけにしか着ないから、難しいことは気にせずに、今しか着られない色や柄も気軽に選べるから…」
だそうです。

着物の柄にも縁起物が使われている

鶴や亀

鶴や亀は「鶴は千年、亀は万年」と言われるように長寿を表す生き物で、
着る人が長生きするよう願いを込められた縁起の良い柄となっています。
着物柄・トレンド情報 (170)

鶴と亀に関してはご存知の通り長寿ですね。
また鶴は つがい で生活する事から夫婦仲の象徴として結婚式の黒留袖などでもよく利用されます。
ちなみに鶴の実際の寿命は20~30年
亀は30~50年だそうです。
(種類によっては100年以上ですが)
鶴は千年、亀は万年がその意味で、寿命が長くめでたいことを表します。
その意味から長寿の縁起物として尊ばれています。
もともと鶴は霊鳥とされていて、昔から文様や紋章にさかんに用いられます。
鶴は古くはたづと呼ばれ神鳥と考えられてきた。「鶴は千年、亀は万年」といわれるように鶴と亀はともに長生きを象徴する瑞鳥として尊ばれてきた。有職織物では身分の高い人の衣料に使われ、庶民の間でも慶事の器物や婚礼衣装などの晴着に使われてきた。

松竹梅

衣裳の柄(デザイン)の意味 |  神社挙式研究会 (157)

松竹梅(しょうちくばい)
極寒でも緑を絶やさない「松」、寒さに負けず青々とまっすぐに伸びる「竹」、冬の寒さからいち早く花を咲かせる「梅」は、「三寒三友」と言われ古来中国より尊ばれてきました。逆境にあっても節操を守る例えとされており、日本でも君子の象徴として古くから祝儀に欠かせないもの。
吉祥文様(縁起が良い文様)として有名な松竹梅。
松竹は冬の寒さに耐えいつも緑を保ち、梅はいち早く花を咲かせることから、めでたい文様として祝儀には欠かせないものとなっています。

鳳凰(ほうおう)

鳳凰は実際に存在するものではありませんが、古くから伝説の鳥として重宝されてきました。
鳳凰は平和を意味するため、着物の柄として用いられることも多くあります。
衣裳の柄(デザイン)の意味 |  神社挙式研究会 (162)

古来中国より言い伝えられてきた伝説上の鳥。平和で幸せな世界が実現されるときに現れる瑞鳥と言われており、また華麗で優美な姿をしているため、飛鳥時代より広く好まれる文様です。
古代中国に伝わる霊鳥で、世の中に聖者が現れた時のみ出現飛来するといわれていました。
鳳凰は王権の象徴ともいわれ貴族に幅広く愛されました。
古代から中国では瑞鳥と呼ばれ、おめでたい鳥として尊ばれています。瑞鳥は空想上の鳥で、飛鳥時代から用いられる格調高い文様です。

熨斗(のし)

熨斗は贈り物などに「熨斗付きで」と言った経験はありませんか?
この熨斗は着物にも縁起の良い柄として利用されることも多くありますよ。
着物柄・トレンド情報 (173)

熨斗(のし)
熨斗鮑と呼ばれる神へのお供え物がもととなり、長寿に続くものとして古くから縁起物とされてきました。 慶事の進物などに添えた熨斗を、さらに細長い帯状に文様化したおめでたい柄。帯の中には華やかな文様を描かれています。
のし紙の右肩に添えられている熨斗は、干し鮑を奉書に包んだもので、それをデザイン化したものが束ね熨斗です。熨斗の中に様々な吉祥文様を埋めてあります。

色やデザインだけで選んでいませんか?

傘 | CCライブラリー 【フリー素材集】 (187)

最近は着物を購入する若者の少なくなっており、連絡サービスを利用する人も多くいます。
汚れを気にしたり、保管に気を使ったりすることなく着物を着ることができるのは嬉しいことですね。
いざ着物をレンタルしようと選びに行った際、
数多くの着物を目の前にしたら、選ぶ基準が色やデザインになっていませんか?

伝統的な着物の柄には多くの縁起物が隠れています。
色やデザインだけでなく柄にも注目して着物を選んでみましょう。

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