可愛い♪だけじゃない!猫は実は高貴な【縁起物】!

 

優雅に眠ったり、猫じゃらしで遊んだり、じゃれついたりと、猫はとってもかわいいですよね。しかし、猫はそれだけではありません。実は猫は高貴な縁起物だそうなのです!今回は縁起の良い猫や神様の猫を紹介します。

猫には特別な力がある

 (3038)

猫又に代表されるように、日本において、「3年、または13年飼った古猫は化ける」、あるいは「1貫、もしくは2貫を超すと化ける」などと言われるのは、付喪神(つくもがみ)になるからと考えられている。 『鍋島騒動』を始め、『有馬の猫騒動』など講談で語られる化け猫、山中で狩人の飼い猫が主人の命を狙う『猫と茶釜のふた』や、鍛冶屋の飼い猫が老婆になりすまし、夜になると山中で旅人を喰い殺す『鍛冶屋の婆』、歌い踊る姿を飼い主に目撃されてしまう『猫のおどり』、盗みを見つけられて殺されたネコが自分の死骸から毒カボチャを生じて怨みを果たそうとする『猫と南瓜』などは、こういった付喪神となったネコの話である。
ほかにも日本人は「招き猫」がそうであるように、ネコには特別な力が備わっていると考え、人の側から願い事をするという習俗があるが、これらも民俗としては同根、あるいは類似したものと考えられる。
日本では昔から猫には特別な力があると思われていました。
古い絵や物語でも猫の登場は多いように思います。
凛とした猫の風貌からも、縁起の良さが伝わってきます。
実際に商売繁盛などに招き猫を使うお店もたくさん存在します。

・エジプトでは猫は神様

 (3039)

ネコを家畜化する一方で、古代エジプト人は猫を神として崇拝している。猫の瞳の鋭敏な変化は、太陽の回転に従うものであり、闇の中で物を見ることができるのは、夜、太陽がネコの目を通して下界を見るためだと考えられた。こうした信仰は、女神バステトを生んだ。
古代エジプトでは、猫は神様として崇められていました。
猫が死んだときは、お香を焚いて、ミイラをつくり、お墓を作って葬ったそうです。
また、猫に害をもたらすと、重い罰があったそうです。
猫はネズミなど、疫病を流行らす者を追い払うという、人間としては重要な役割がありました。

黒猫は不幸を呼ぶ?実は違います。

 (3040)

近代以前の日本では「夜でも目が見える」等の理由から、「福猫」として魔除けや幸運、商売繁盛の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持つ。江戸時代には、黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋煩いにも効験があるとされた[4]。新選組の沖田総司は労咳を患って床に伏せっていた際、この迷信を信じて黒い猫を飼っており、死の間際に斬り殺そうとしたが果たせず、自らの終末を悟ったといわれる[5]。小説家、夏目漱石の「吾輩は猫である」の主人公「吾輩」のモデルは、漱石が37歳の時に夏目家に迷い込んで住み着いた野良の黒い猫で、漱石の妻・鏡子から福猫として可愛がられていたという
黒猫が不幸を呼ぶ、と言う迷信は、欧米の魔女狩りからきているそうです。
黒猫のその風貌から、魔女の使い魔とされ、猫を飼っていた女性を魔女とし処刑したようです。
魔女狩りの影響で猫の駆除もされました。
ですが、町から猫を駆除してしまったせいで、ネズミなどが増殖。
疫病が流行り、猫の認識を改めたそうです。

各国で縁起が良いとされている黒猫

 (3041)

各国で、黒猫は縁起の良い動物とされています。
ベルギーでは黒猫祭りがあり、投げ落とされる黒猫の人形をキャッチできると幸運が訪れるとされています。

・悪い言い伝えも・・・

 (3042)

夜、白猫を見かけると縁起が悪い (アメリカ)

猫を抱いて川を渡るのは縁起が悪い (フランス)

玄関先に猫がいると不幸を招く (ノルウェー)

学校へ行く途中で白猫を見かけると、その日必ず問題が起きる (イングランド)
もし、学校へ行く途中で白猫に出会ってしまったら、唾を吐くか、一周回って指で十字を作ると、問題は避けられるそうですよ。

時計のネジを捲く前に猫を外に出すのは縁起が悪い (ウェールズ)

猫を殺したら17年間不幸が続く (アイルランド)

猫をまたぐのは縁起が悪い (アメリカ)

猫を逆さまに撫でると、運が不運に転じる (アメリカ)

悪い言い伝えも知っておくのも良いですよね。
ですが、良い言い伝えのほうが圧倒的に多いので、ご安心いただきたいと思います。
猫には愛情をより深くするような言い伝えがたくさんあります。
それはきっと、「猫=女性」と言う見方をされていたからかもしれません。

・有名な縁起の良い猫

・招き猫

 (3044)

・眠り猫

 (3045)

・三毛猫

 (3046)

・黒猫

 (3048)

・鍵しっぽ猫

 (3047)

いかがでしたか?
黒猫や泥棒猫など、嫌な表現に使う機会が多い猫ですが、実は縁起が良く、幸運をもたらすお話のほうが多いのです。
知らない間に猫の手を借りて幸福になっていることがあるのかもしれませんね。
御朱印巡り

ピックアップ記事

  1. 夜に窓に張り付いているヤモリの姿に「ギャッ」となった人はいませんか?その姿からちょっと苦手とする人も…
  2. 夜の蜘蛛は縁起が悪いという話を聞いたことがありませんか?そのために夜の蜘蛛を処分してしまう人もいるか…
  3. ツバメの巣
    春先から梅雨頃になると、家の軒先にツバメが巣を作ることがあります。実は、このツバメの巣は幸運の象徴と…
御朱印巡り
PAGE TOP