東北地方の伝統的な土産物である「こけし」。「こけし」は子授けし(こうけし)からきており、子宝に恵まれますようにと願ったり、子どもの成長を願うお人形でもあります。いずれにしよ可愛い可愛い縁起物なのです♪
もくじ
こけしの由来
幕末期の記録「高橋長蔵文書」(1862年)によると「木地人形こふけし(こうけし)」と記されており、江戸末期から「こけし」に相当する呼称があったことがわかる。こけしの語源としては諸説あるが、木で作った芥子人形というのが有力で、特に仙台堤土人形の「赤けし」を木製にしたものという意といわれる。「赤けし」同様、子貰い、子授けの縁起物として「こけし」が扱われた地方もある。
こけしの呼び名の由来の一つである芥子人形も、子宝の縁起物として扱われていたみたいですね。
こけしの起源
もともとこけしは、江戸時代後期、木地師が東北の温泉地で、
湯治客や子供相手に作ったのが起源とされます。
ある記録によると、こけしのことが「こふけし(こうけし)」と記されており、
「子授けし」、つまり子供を授かるというお祝いの意味で、
こけしは子供の健康な成長を願うお祝い人形とされている説もあるとか。
子授けし(こうけし)という呼び方は何とも縁起が良いですね。後にこけしに統一したのだと思われます。
こけしが全国的に流通していたのも、その可愛さはもちろん、おめでたい品として扱われていたからでしょう。
こけしが全国的に流通していたのも、その可愛さはもちろん、おめでたい品として扱われていたからでしょう。
『子消し』は間違った噂です!
しかしテレビでたまに、『こけし』についての番組を放送しますが、『子消し』と説明している番組は皆無です。
もし本当の説なら、一回くらいは耳にしてもよい筈です。
そこで、自分なりに色々調べてみたところ、『こけしは子消しではない』と思うようになりました。
自分の調べた有力情報では、『こけし』は子宝に恵まれるようにと作られた人形に由来するそうで、『子消し』の正反対で縁起物だそうです。
東北の鳴子地方の発祥で、芥子(けし)の花に似ている事にその名前が由来するんだそうです。
こけしの由来が子消しなのは都市伝説です。ただの噂です。
気になって調べる方も多いようですね。とにかく、噂を鵜呑みにするのは危険です。
気になって調べる方も多いようですね。とにかく、噂を鵜呑みにするのは危険です。
こんなお話も
via pds.exblog.jp
「こけしの語源のひとつは“こふけし”という鳴子周辺での呼び名で、江戸時代の『高橋長蔵文書』にも出て来ます。こけしには地域によって、きぼこ・でくなど様々な呼び名があったため、研究家や工人たちが議論の末、昭和15(1940)年に“こけし”に統一したのです」。
こけしが作られるようになった経緯について、五郎さんは「水引手」と呼ばれる、こけしの頭に描かれる模様に着目しています。
「京都の御所人形のお祝い用の人形の頭に、髪を結ぶ水引の模様として描かれたのが水引手。それが伏見人形を経て、堤人形の“けし人形”や仙台張子の“おぼこ”、さらにこけしにも受け継がれたのです。文献には縁日でこけしが売られていたともあり、こけしは子どもの健やかな成長や子宝を授かる願いを込めた縁起物だったとも言えます」。
こけしの頭に描かれる模様は水引手といい、おめでたい人形からきているとは知りませんでした。
これはこけしが縁起物として存在した説の有力な証拠です。
鳴子系こけしで有名な鳴子で「こふけし」と呼ばれていたのなら、子授けし説も納得です。
いずれにしても、縁起が良いものであった事は間違いなさそうです。
これはこけしが縁起物として存在した説の有力な証拠です。
鳴子系こけしで有名な鳴子で「こふけし」と呼ばれていたのなら、子授けし説も納得です。
いずれにしても、縁起が良いものであった事は間違いなさそうです。
「招福こけし」という見るからにおめでたい こけし もあります。
via hbs.thebase.in
大きな口を開けて笑っているこけしです。顔と胴体が別々になっていて、向きを色々と変えられます。幸せを運ぶこけしとして大変好評です。
これなんかは見るからに縁起物です。見るだけで楽しくなっちゃいます。笑う門には福来たるですね。
今もまだ習慣として東北地方では、お誕生祝(命名こけし)などがあります。最近では、新型こけし(創作こけし)として、お土産は勿論、新築祝、還暦祝、快気祝、結婚記念、退職記念、など色々な種類があります。
今も東北ではめでたい時にこけしを贈る風習があるそうです。
今では可愛いこけしがたくさんあるので、プレゼントする側ももらう側もほっこりしますね♪
今では可愛いこけしがたくさんあるので、プレゼントする側ももらう側もほっこりしますね♪