「干支」を一番身近に感じられるのがお正月の時期ではないでしょうか。毎年年賀状に描かれている縁起物ですが、それぞれの干支に込められた意味を知っていますか?自分の干支と相性の良い組み合わせなど、意外に奥が深い干支の話をまとめました。
もくじ
干支とは?
via girlschannel.net
干支は十二支と十干の組み合わせ
干支(えと)と言えば、子・丑・寅など十二支の意味に使うことが多いが、十二支の「支」と十干(じっかん)の「干」を合わせて干支というのが正しい。
十二支とは子(鼠)から亥(猪)までの十二の支をいい、十二年ごとに一巡する年回りを示す。十二支の本来は、木星が12年で天を一周することから、中国の天文学で、木星の位置を示すために天を十二分した場合の称呼である。
十干(じっかん)とは、甲・乙・丙・丁など、1から10番目までをさすもので、甲(こう:きのえ)から癸(き:みずのと)までの10の干をいい、10年で一巡する。自分が生まれた年の干支は、60年後に再びやってくることから、60歳になることを、還暦(かんれき)をむかえるという。還暦の還は「一周してもどる」という意味で、暦は「こよみ」という意味である。
干支は「十二支十干」とも呼ばれ、
干支(えと)という読み方は、日本語の兄弟(えと)が元になっていると言われています。
干支(えと)という読み方は、日本語の兄弟(えと)が元になっていると言われています。
干支の起源
via ja.wikipedia.org
紀元前1600年〜紀元前1046年ごろから、
日を数えるために十干、
月を数えるために十二支が使われていたようです。紀元前403年〜紀元前221年ごろから、年も表すように。
日本へは西暦550年頃、百済から伝わったそうです。かなり歴史が古いですね。
「干支」を身につけると縁起が良い
干支は、昔から縁起物として担がれてきました。
「無病息災・厄除祈念」として、生まれ年の干支を身に付ける風習があります。
その年の干支を、飾り敬う事で「家内安全・商売繁盛」ともされています。
また、人に授ける事で「招福祈願・安寧長寿」ともされています。
様々な願いが込められているんですね。
その年の干支や自分の干支の縁起物を身に着けるのは、風水的に見ても縁起が良いとされています。
健康や魔除け・厄除け人間関係など、あらゆる方面の運気を強化してくれます。
根付けやストラップなど、ラインナップも様々ありますので、TPOに合わせて自分に合うものを選びたいですね。
健康や魔除け・厄除け人間関係など、あらゆる方面の運気を強化してくれます。
根付けやストラップなど、ラインナップも様々ありますので、TPOに合わせて自分に合うものを選びたいですね。
向かい干支で縁起担ぎ
via www.bizteria.net
正反対の性質を持つ向かい干支は別名「守り干支」とも呼ばれ、
向かい干支の小物やお守りを大事にすれば福が来ると信じられています。
また正反対だからこそ、人間同士の相性も良いと考えられています。
向かい干支の小物やお守りを大事にすれば福が来ると信じられています。
また正反対だからこそ、人間同士の相性も良いと考えられています。
生まれ年の干支から六つ先の対に位置する干支の事を
「裏干支(向かい干支・逆さ干支)」と云われており
自らの生まれ干支と裏干支を併せ持つ事で
相互の干支の足りない部分を補い合い、高め合う事で
目の届かない後方も守られると云われています。
作家の泉鏡花は酉(とり)年生まれだったため、向かい干支にあたる卯(うさぎ)のグッズを集めていたそう。子どもの頃に、母親から水晶の兎をもらったことがきっかけとなり、ステッキや玩具などを蒐集する熱心なうさぎコレクターに。なんと、自らの着物にもうさぎのマークを入れるほど、向かい干支を愛し、慈しんでいたという。ちなみに、鏡花の師匠であった尾崎紅葉は、卯(うさぎ)年の生まれだったそうだ。
干支の動物が持つ意味
via iina117.xyz
【子(ね)】子孫繁栄、財
【丑(うし)】転換、堅実
【寅(とら)】始まり、才知
【卯(う)】植物の成長、跳躍、家内安全
【辰(たつ)】生の活動、正義
【巳(み)】生命力、情熱
【午(うま)】豊作、健康
【未(ひつじ)】作物が実る、安泰
【申(さる)】日照りや大火事を防ぐ、臨機応変
【酉(とり)】収穫、親切
【戌(いぬ)】安産、勤勉
【亥(い)】田の神・作物の神、無病息災
十二支の動物は国により幾つか違いがあり、
猪は中国では「豚」、アジア全体ではうさぎが「猫」になっている場合も多いようです。
それぞれの国の十二支の違いや由来を調べてみるのも楽しいかも知れません。
猪は中国では「豚」、アジア全体ではうさぎが「猫」になっている場合も多いようです。
それぞれの国の十二支の違いや由来を調べてみるのも楽しいかも知れません。