縁起の悪い厄年の過ごし方というものがあります。絶対にやってはいけないことがあるのです。それを知っておくと、縁起の悪い厄年を過ごさずに済みます。縁起の悪い厄年を好転させる方法と合わせてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
厄年とは?
そもそも、厄年とは何なのでしょう。厄年の意味を知らなければ、縁起の悪い厄年の過ごし方を知ってもピンと来なかったり、すぐ忘れてしまったりするでしょう。
そこで、まずは厄年について解説します。
厄年の意味
厄年は陰陽道が由来とされていますが、それについての記述はなく、真偽は定かではありません。そのため、本当は何歳が厄年で、何故その年が厄年とされているのかという理由もはっきりしません。
一般的には厄年はその文字から、悪いイメージがあります。ですが、「役年」という考え方もあります。人生の節目で大きな役割を担うタイミングが必ず訪れます。仕事なら重要なポジションについたり、生き方を見直したりする時期もあるでしょう。そのような分岐点とも言える時期がちょうど厄年にあたります。
厄年は悪いという意味ではなく、本当は人生の分岐点に立つ時期なので、気を引き締めて今後の人生について考えましょう、という意味や願いが込められていると言われています。
女性の厄年
女性の厄年について簡単にご紹介します。
本厄・・・3歳、18歳、32歳、36歳、61歳
それぞれの年の前を前厄、あとを後厄と言います。また、本厄の中でも32歳は「大厄」と呼ばれ、大きな人生の節目と考えられています。
江戸時代の頃は、女性はこの頃に体調の変化が訪れたり、病で倒れたりすることが多かったようです。その時代背景もあり、本厄の中でも特に大厄にあたる32歳は重要な年だと考えられています。
男性の厄年
男性の厄年は以下の通りです。
本厄・・・3歳、24歳、41歳、61歳
男性の場合も、それぞれの年の前は前厄、あとは後厄と言います。男性の大厄は41歳です。
江戸時代の頃には男性は41歳になると大病を患い、なくなる人が多かったと言われています。昔は現在のように長生きではなかったのです。そのため、男性にとっての41歳は現在でも重要視されています。
最も縁起の悪い厄年の過ごし方
縁起の悪い厄年の過ごし方というものはいくつかあります。その中でも、特に縁起の悪い厄年があります。厄年にそれをしてしまうと、とても悪いことが言われていると言われているのです。
まずはそんな最も縁起の悪い厄年の過ごし方をご紹介します。
借金をする
借金は最も悪い厄年の過ごし方です。何故なら、厄年は自分がした負の行動が何倍にもなって自分に返ってくると言われているからです。
借金は決してプラスの行動ではありませんよね。帳簿に借金を記す際にも、マイナスとして表示します。お金というものを誰かに借りるという行為そのものもマイナスの行為とされています。
厄年にどうしてもお金を借りなければならなくなった時は、すぐに返せる範囲内で借りるようにしましょう。素早く返せば借金は帳消しになります。ただ、借金は決して良いことではありませんから、先延ばしにしたり節約したりして、できるだけ避けましょう。
嘘をつく
嘘をつくことも、悪い厄年の過ごし方のベスト3に入ります。他人を欺く行為は大変悪いとされているからです。
厄年に悪いことをすると、それが何倍にもなって自分に返ってきます。誰かについた嘘も、回りまわって自分を苦しめることになりかねないということです。また、他の人から別件で嘘をつかれて悲しい思いや辛い思いをする可能性もあります。
人間は正直に生きるのが一番です。どうしても嘘をつかなければならなくなった時は、何も言わないことです。厄年の時は極力嘘をつくのは避けるべきでしょう。
人を騙す
人を騙す行為もまた、悪い厄年の過ごし方です。騙されて嬉しいと思う人はいません。また、騙す方は自分の利益の事だけを考えてそのような行動を取ります。その行動や考えは邪な心があるという証拠です。
厄年は邪な心があると、悪いことを引き寄せやすいと言われています。マイナスがマイナスを引き寄せてしまうのですね。軽い気持ちで誰かを騙しても、それは自分にとっての大きな悲劇となって返って来るでしょう。
普段から人を騙すのは悪い行為です。ですが、厄年の時には特に気をつけてください。結果的にそれが騙す行為になってしまったとしても、自分に戻ってくる可能性は高くあります。縁起の悪い厄年は、自分の言動に細心の注意を払ってください。
避けた方が良い縁起の悪い厄年の過ごし方
縁起の悪い厄年には、避けた方がいい行為があります。その行為そのものは決して悪いものではありません。ですが、厄年の時にそのような行動を取ってしまうと、思うような結果は得られにくいとされています。
そんな避けた方がいい縁起の悪い厄年の過ごし方をご紹介します。
引っ越し
縁起の悪い厄年の過ごし方で一番最初に挙げられるのが、引っ越しです。引っ越し自体は心機一転でとても良い行動です。
ですが、厄年の時に引っ越しをすると、隣人に恵まれなかったり、引っ越しの際に大切なものを紛失したりすると言われています。
また、厄年には土地神様が災いから守ってくださっている場合もあります。その土地を離れてしまうと、土地神様のご加護が得にくくなるため、引っ越しは良くないとされています。
結婚
結婚も、縁起が悪い厄年の過ごし方です。結婚は人生で一番幸せな瞬間ですよね。これから大切な人と新しい人生を二人で歩んでいく門出です。
厄年に結婚をすると、そのようなおめでたい雰囲気や気が弱くなると言われています。極端に悪くなるということはないでしょう。ですが、イメージ的にも良いとは言えませんよね。
悪いことは気持ちが引き寄せる場合も大いにあります。厄年は悪いイメージが強いので、幸せの門出である結婚は避けた方が良いでしょう。
起業
起業も場合によっては、縁起が悪い厄年の過ごし方とされることがあります。起業も結婚と同じで、人生の新しいスタートになるからです。縁起を担ぐという意味でも、イメージが悪い厄年に起業をするのは避けたいと思う人が多くいるのです。
ただし、あえて厄年に起業するという人もいます。その場合は、「厄年」ではなく「役年」と考えているからです。「役年」と捉えるのなら、自分に重要な役割を与えて「これから頑張ろう」という気持ちを奮い立たせる意味になります。
起業の場合は、本人の気持ちの問題です。少しでも不安が残る場合は、時期をずらしましょう。
悪い厄年を好転させるには?
縁起が悪い厄年は好転させることができます。厄年をチャンスに変えることができる、ということです。
縁起が悪い厄年を好転させる方法をいくつかご紹介します。参考にしてみてください。
お祓いに行く
縁起が悪い厄年を好転させる最もポピュラーな方法は、お祓いに行くことです。神社仏閣では厄払いの儀式を受け付けています。前厄の間にご近所の神社仏閣を訪れて厄払いをしましょう。
また、厄祓いをするとお札や護符を頂きます。それを家に飾ることで、悪いことは起きにくくなるでしょう。
ストレスを溜めない
縁起が悪い厄年は、気持ちが落ち込みがちになるため、ちょっとしたことでも怒りを感じやすくなります。「厄年」というだけでイメージが悪いため、気持ちがイライラしやすくなるのです。
できるだけストレスを溜めないようにしましょう。怒りはさらに悪い状況を引き寄せる原因になります。ストレスを溜めないようにすれば、心穏やかに過ごせるようになりますから、ストレスを溜めない工夫をすることをお勧めします。
まとめ
厄年は決して悪い年ではありません。受け取り方によっては「役年」として、縁起がいいと考えることができるのです。気持ちの問題というわけですね。
ただ、絶対にやってはいけない縁起の悪い厄年の過ごし方もあります。ご紹介した3つの過ごし方には充分注意してください。