6月の花嫁はなぜ縁起がいいの?ジューンブライドの由来とは

 

 

結婚式の縁起担ぎといえば、有名なのが「ジューンブライド」ですね。6月に結婚すると幸せな結婚生活を送れると言われていますが、なぜ6月だと縁起がいいのかご存じですか?今回はジューンブランドについて調べてみました。

ジューンブライド

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ジューンブライド(june bride)とは、直訳すると6月の花嫁、6月の結婚。欧米では古くから6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがある。
もともとはヨーロッパからの伝承で、日本では数十年前から取り入れられるようになりました。
ジューンブライドの由来には様々な説がありますが、以下の3つの説が有力です。

6月の女神「JUNO」あやかり説

ユーノー - Wikipedia (13928)

ローマ神話のJUNO(ジュノー、ユノ)はギリシャ神話の女神ヘラにあたります。
6月の月名である「JUNE」と、ローマ神話で結婚をつかさどる女神である「JUNO」に由来しており、6月は結婚や女性の権利を守護する「JUNO」の月。
この月に結婚する花嫁はきっと幸せになるだろう、という言い伝えです。
一つは結婚をつかさどる女神である、ギリシャ神話のヘラ(ローマ名はユノ、英語名ではJuno)が、6月を守護しているからというもの。ヘラは主神ゼウスの妻で、家庭・女性・子どもの守護神。英語のJune(6月)は、ヘラが6月を守護しているゆえの命名であり、ヘラの祭礼も6月1日に行われていた。そのため、6月に結婚式をするとヘラの加護で幸せになれるといういわれがある。
浮気症のゼウスがどんなに浮気をしても最後にはヘラの元に戻ったことから、
ヘラは女性の権利と結婚生活を守護する女神とされています。

毎日いいお天気♪ 「気候・季節説」

 (13939)

ヨーロッパには梅雨がなく6月は1年の中で最も晴天が多い月で、気候なども結婚式をするのに適している。また「復活祭」が行われる月でもあり、ヨーロッパ全体がお祝いムードとなるので、多くの人から祝福される6月の花嫁は幸せになるだろう、という言い伝えがジューンブライドの由来とされる。
ヨーロッパでは気候が良いからというもの。6月は、長い冬が明けて花が咲き始める時季で、世間一般に開放的で明るいムードが漂う。雨が少なく気候も安定しており、復活祭など各地で祭事が行われることも多いため、相乗効果でより祝福のムードが盛り上がる。
6月のヨーロッパは一年で一番過ごしやすい季節です。
旅行や観光のベストシーズンでもあり、復活祭を始め各地で様々なお祭りが開催されます。
自然と祝福ムードが高まっている時期なので、縁起がいいと言われているようです。

待ちに待った! 「結婚解禁説」

 (13945)

昔のヨーロッパでは結婚できない月がありました。3-5月です。その理由は、“農作業が1年の中で1番忙しい時期”だから。そんな時期にイベントとして結婚式をすると農作業の妨げになるから、“結婚が禁止”になっていたのです。

その期間に結婚を決めていたカップルは、当然6月になるのを楽しみに待っています。そして、3-5月の農作業のピーク時期が終わった6月に多くのカップルが結婚し、結婚ラッシュになりました。

(中略)

3-5月に結婚できないカップルが、みな6月に結婚し結婚ラッシュになり、みなが祝福してくれる6月に結婚すると幸せになる。と言う説です。

農作業が結婚禁止の理由となっていたなんて、厳しい時代ですね。
待ちに待った6月だからこそ、結婚する当人たちだけでなく周りの人達も一緒に盛り上がったのかも知れません。

日本では…

 (13954)

なぜ気候の悪い日本で「ジューン・ブライドの花嫁が幸せになれる!」という言い伝えが全国的に広まったのかというと、そこにはあるブライダル業界の思惑があったから……といわれています。6月は雨が多いため、この時期は結婚式の閑散期。

この閑散期に式をあげてくれるカップルを増やすために、ブライダル業界が率先して「ジューン・ブライド」を広めたとも言われています。

6月の梅雨の時期はジメジメして蒸し暑く、昔から結婚式が敬遠されていました。
そのため、閑散とした結婚式場をどうにかしようと、
ウェディング業界がジューンブライドをそのまま取り入れたのが始まりです。
企業戦略というのがちょっと寂しいですが、日本では結婚式途中に降る雨は縁起がいいとされています。
式を挙げる予定なら、ジューンブライドにあやかってみてはいかがでしょうか。
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