厄除けで伊勢注連縄ってご存知ですか?伊勢注連縄と聞いても、わからない方は多いのではないでしょうか?そんな方の為に、伊勢注連縄とは?から飾る理由や購入方法・飾り方から処分方法まで詳しく説明していきます。伊勢注連縄がどんな物なのかを知るときっと欲しくなります。
もくじ
厄除けとして伊勢注連縄とはどんな縄なの?
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三重県にある伊勢地方では、伊勢注連縄というしめ縄を厄除けとして飾るそうです。今回は、伊勢注連縄に注目し由来や意味・飾る期間や飾り方・処分方法など、とことん説明していきます。きっと記事を見終わる頃には伊勢注連縄を家に飾りたくなることでしょう。そんな方の為に、購入方法も紹介します。
伊勢注連縄の由来は?
蘇民将来子孫家門
須佐之男命がこの地を通った時、暴風雨に遭って、一夜の宿を富める巨旦将来に頼んだが、断られた。
そこで、その兄の蘇民将来の家に行った。蘇民は貧しかったが、情け深い人なので、須佐之男命を暖かく迎えた。命は喜び、そのお礼に「悪病が襲うから、家の周りを茅垣で囲うように」と教えた。翌朝村人はみな死んでいた。命は立ち去る時、「悪疫が流行したら蘇民将来子孫家門と書いて門口にはるとよい」と言い残した。
以後この地方では、正月に門口に「蘇民将来子孫家門」の木札を注連縄で飾り、厄除けとするようになった。
このような由来から伊勢注連縄は出来あがってきたんですね。
しめ縄と聞くと、お正月の玄関飾りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
玄関飾りは、お正月が過ぎると外して処分しますが、伊勢注連縄は一年中飾るそうです。
それでは、なぜ一年中飾るのかなどを詳しくみてみましょう。
しめ縄と聞くと、お正月の玄関飾りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
玄関飾りは、お正月が過ぎると外して処分しますが、伊勢注連縄は一年中飾るそうです。
それでは、なぜ一年中飾るのかなどを詳しくみてみましょう。
伊勢注連縄は一年中飾る
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注連縄は神代の頃、天照大神が天の岩戸から出られた時に、再び中に入れぬよう入口に縄を張ったのが始まりといわれます。神聖な場所であることを示すため、神社や神棚に張りますが、正月、門松とともに注連飾をするのは家に悪霊を入れず、家内安全を願ってのことです。
注連飾は松の内が過ぎると外すのが通例ですが、伊勢志摩地方では年中または不幸があるまで飾る風習が残ります。しかも桃符(門符)付の太い注連縄です。
伊勢の町を歩くと、家々の門口に注連飾りが掲げてあるのが目につきます。中央に「蘇民将来子孫家門」あるいは「笑門」「千客萬来」などと墨書きした門符(木札)が付き、左右にシデやウラジロなどを飾った太い注連縄です。正月の注連縄飾りは普通は松の内が過ぎればはずすのが一般的ですが、伊勢志摩では、一年間かけたままで過ごす風習があります。
それは、「その昔、この地を訪れたスサノオノミコトに、貧しいながらも慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。ミコトは旅立つ時、今後は門符を門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残した」という伝説があるからです。蘇民の子孫である証拠として門符を掲げ、無病息災を願うようになったそうです。つまり、家内安全の祈りを込めた「厄除け」の門符です。
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このように、伊勢志摩に行くといつでも玄関に伊勢注連縄が飾ってあるのが見られます。
パワースポットとしても有名な伊勢神宮がある伊勢志摩市は、居るだけで幸運パワーが頂ける感じがするのは伊勢注連縄がところどころに飾られている事で厄除けになっているのでしょう。
パワースポットとしても有名な伊勢神宮がある伊勢志摩市は、居るだけで幸運パワーが頂ける感じがするのは伊勢注連縄がところどころに飾られている事で厄除けになっているのでしょう。
伊勢注連縄を家に飾る方法は?
* 飾る理想は、玄関の外の上方です。
玄関扉で人間の頭が通過する真上、頭に触れるように近いのが理想です。* 家の外見に合わない、家族に反対される、近所の目が心配ならば、玄関の内側の壁でも良いです。
とにかく靴を脱ぐスペースの壁に飾ります。
玄関を開けた正面の壁 > 側面の壁、とは言えます。
伊勢注連縄を一年飾ったら処分しましょう
伊勢注連縄の処分方法は、お守りやお札などと同じく初詣の時に神社やお寺で処分しましょう。一年守って頂き有難う御座いましたの感謝を忘れないようにしましょう。
伊勢注連縄は伊勢志摩でしか購入できないの?
伊勢注連縄は、インターネットでも購入できます。わざわざ伊勢志摩まで行く事がなく、インターネットで調べると種類もたくさんありました。ご自分の状況に合ったものを選べるのがいいですね。
おまけ情報 伊勢市にある夫婦岩にあるしめ縄の事
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夫婦岩の大注連縄は、1本が長さ35m・重さ40kg・太さ10cmで、計5本張られており、年に3回(5月・9月・12月)張り替えられています。
威勢の良い木遣り唄が流れる中、お祓いを受けた大注連縄が氏子らの手によって、張り渡されます。参拝者の方も、参道から手送りで参加することが出来ます。
まとめ
厄除けと伊勢注連縄について説明してきましたが、いかがでしてでしょうか?伊勢注連縄は、一年中飾る事で厄除けをしてくださり、無病息災と家内安全を願う事ができます。伊勢志摩地方の方だけでなく、全国の方が伊勢注連縄を飾る事ができるようにインターネットで購入できるのもいいですね。是非、厄除けとして伊勢注連縄をお家に飾ってみてはいかがでしょうか?