知ってました?【大福茶】って縁起がいいんですよ♪

 

「大福茶」というお茶をみなさんご存知ですか?京都ではお正月に飲む特別なお茶で、とても縁起がいいんだそうです。歴史も古く由緒ある風習ですので、今度は「大福茶」を飲んで一年の始まりのゲン担ぎをしませんか??

もくじ

大福茶って?

皆さんはお正月の縁起物というとどんなものが思い浮かびますか?
おせち料理、門松、初日の出、などなど、色々ありますよね。
「大福茶」というものがあるのはご存知ですか?
もしかしたら馴染みがないという人もいるかもしれません。
大福茶(おおぶくちゃ)(だいふくちゃ)とは? 京都の和菓子☆ドットコム (14570)

京都では、お正月、昆布と梅干が入ったお茶を飲みます。これを、大福茶(おおぶくちゃ)といいます。福梅と結び昆布に煎茶をそそいでいただきます。新年の喜びと息災を願っていただく、お祝いの縁起ものです。

大福茶(だいふくちゃ)と読むと、これは、違うもので、お茶席でいただくものとして解釈されます。

京都の文化なのでまだまだ全国には行き渡っていない感もあります。

由来は?

あまりなじみのない名前なので、ひょっとしたら最近の風習なんじゃないの?
と思う人もいるかもしれませんが、実は違って、古くからある風習だったりするんです。
京都を中心とした関西地方や煎茶道をたしなむ方には、お正月の「大福茶」は欠くことのできないものです。空也上人ゆかりの寺「六波羅蜜寺」では、正月三ヶ日大福茶がふるまわれ、飲めば一年の悪疫から逃れられるといい大勢の参詣者で賑わいます。
大福茶の由来は 、村上天皇の治世に京に疫病が蔓延し、六波羅蜜寺の空也上人が大ぶりの茶碗に梅干を入れたお茶をふるまったところ疫病が下火になり、その後村上天皇が正月元旦に同じお茶を服して人々の無病息災を祈ったということです。王が服す茶で「王服茶」、これが「大福茶」になったようです。
煎茶に梅干、結び昆布を入れ家族一同うちそろっていただく縁起茶ですが、新春を寿ぐにふさわしいものです。

どんな縁起が?

では具体的にはどんなご利益があるのでしょうか?
お世話になったあの方へ、縁起の良い贈り物!新年に飲む、祇園辻利の「大福茶(おおぶくちゃ)」をどうぞ | ガジェット通信 (14585)

年末年始には、年越しそばやお屠蘇、おせちなどいろいろな習わしがあるが、京都では新年に、一年の幸福と健康を願って「大福茶」を飲む習慣があるという。

その起源は平安時代からと言われており、京の都で疫病が大流行した際に六波羅蜜寺の空也上人が梅干しを入れたお茶を病人にふるまったところ疫病が下火になったことから、時の村上天皇がこの功徳にあやかって毎年元旦にこのお茶を服するようになり、そこから「皇服茶」「王服茶」と呼ばれるようになったのだとか。

後にこの習慣が庶民にも広まり、「大福茶」という縁起の良い名前へと変わり、今日まで伝えられているのだそう。

作り方は?

それだけ歴史があって縁起がいいものなら、ぜひ自分で作ってみませんか?
案外簡単なものですし、ぜひお試しください。
新年の縁起茶「大福茶」1月の季節のお茶 星茶こよみ1月号★お茶の星陽園 (14577)

新しい年の満福と息災を
祈念する祝い茶。
「大福茶」(おおふくちゃ)といいます。
年の初め、最初の家庭行事として初水を汲んでお湯を沸かし煎茶に梅干や結び昆布をいれて飲むお茶です。

大福茶の淹れかた

煎茶 6g 梅干 結び昆布
湯温 75℃
湯量 140cc
浸出時間 30秒

湯飲みにお茶を注いだあと、湯飲みに
梅干と結び昆布を入れてください。

梅干しと昆布は健康に良さそうです。

何と合う?

でも、お茶だけを飲むのもなんだか寂しいような気がしますよね。
どうせなら甘いものと一緒に食べて幸せな気分になりたいものです。
おすすめは縁起のいいものと一緒に食べることでしょう。
大福…縁起のいい名前だこと | レシピ (14582)

餅皮(もちかわ)を薄(うす)く、餡(あん)を包(つつ)んだもので丸(まる)くふっくらしている様子(ようす)が ウズラに似(に)ているので、うずら餅(もち)とも呼(よ)ばれました。うずらの腹(はら)がふくれ ていること、食(た)べると腹(はら)がふくれるので、「はらぶと餅(もち)」とも呼(よ)ばれました。 のちに「腹太餅(はらぶともち)」を「大腹餅(だいふくもち)」とも呼(よ)ばれましたが、大腹(だいふく)なら大福(だいふく)の 方(ほう)が縁起(えんぎ)がよいということで「大福餅(だいふくもち)」となりました。
となるとやっぱり、同じく縁起のいい「大福(だいふく)」ですよね。

大福茶、じわじわと浸透しています

まだまだ京都だけの風習という感がある大福茶ですが、
近年はじわじわと全国にも広がりを見せています。

美味しそうですね!
絵写経

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