【ヨーロッパで人気】てんとうむしは幸運を運んでくる縁起物!

 

小さな「てんとうむし」が一生懸命の動いているのを眺めているだけで、私は何だか幸せを感じます。小さくて可愛いてんつむしが大きな幸せを運んできてくれるなんて、何だか夢があっていいですね。そんなてんとうむしのお話です。

もくじ

てんとうむしが身体にとまると幸せがやって来る

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ヨーロッパでは古くから“テントウムシが身体にとまると幸せがやって来る”と言い伝えられ、てんとう虫のモチーフは、身に着けた人に成功と財をもたらし、病気の人は病が取り除かれると言われています。そのため、アクセサリーや雑貨として人気があります。
幸運の兆しと聞いて、真っ先に思い浮かべるシンボルの1つにてんとう虫があげられます。

てんとう虫を見るだけでも幸運の知らせと言われていますが、てんとう虫がいつのまにか家に入ってきたり、体や手にてんとう虫がとまる方がより強く幸運が起きる事を実感できます。

幸運のシンボル『てんとう虫』が、わざわざ積極的にあなたの近くに来てくれるのです!

聖母マリアのお使い

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英語のladybird beetle(又はladybug)のladyは聖母マリア様を示すとされ、イギリスでは『聖母マリアのお使い』と呼ばれています。

そのほか オーストリアでは、テントウムシによい天気を願うと叶うと言われ、ドイツでは誕生日カードに添えられるラッキーアイテムとされ、スウェーデンでは、テントウムシが女性の手を這うと結婚が近いと言われるなど、世界各地で幸せのシンボルとして親しまれています。

てんとうむしが聖母マリアと関係しているのか

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その由来はいくつかの説があります。

イギリスで敬虔なカトリックの信者であった農夫が、害虫に困り果てて聖母マリアに祈りを捧げたところ、大量のてんとう虫が現れて害虫を食べてくれたというもの、また、てんとう虫の赤は聖母マリアのローブを象徴し、背中の斑点は聖母マリアの7つの喜びと悲しみをあらわしているから、だという説もあります。

聖母マリアだけではない、てんとうむしに関わる女神

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聖母マリアといえば、キリスト教徒でなくても、多くの人が尊敬している存在であり、スピリチュアルな世界でもとても人気があります。そんな聖母マリアのお使いになっている理由は、てんとう虫が農作物に被害を与える害虫を積極的に食べてくれる益虫だったことが大きな要因ではないかとされています。現在のように農薬や虫除けの薬がなかった時代には、害虫の被害は深刻であり、それを防いでくれるてんとう虫は、まさに天からの使いだったのでしょう。

ちなみに、日本名である「てんとう虫」というのは、てんとう虫が太陽に向かって飛んでいくことから、お天道様すなわち太陽神がその由来とされています。日本の太陽神といえば、「天照大御神」ですので、こちらもまた、女性的なエネルギーに関係しているわけです。

幸運を呼ぶ「てんとうむし」あるある・・・(各国の言い伝え) 

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テントウムシは多くの国で幸運の象徴で縁起のいい虫とされており、身体にとまると幸せがやってくるといわれています。なので殺したりするのはとってもアンラッキー。各国でのテントウムシにまつわる言い伝えを調べてみました。

日本では・・・上へ上へと向かって移動するその習性が、お天道様に向かっていくので天道虫といわれており、縁起がいい虫とされる。

フランスでは・・・テントウムシがとまったら、どんな心配事も一緒に飛んでいってしまう。 

ベルギーでは・・・テントウムシが若い女の子の手にとまった場合は、その子は1年以内に結婚する。

他の国では

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ノルウェーでは・・・男性と女性が同時にテントウムシをみつけたとき、その二人の間に愛が芽生える。 

イギリスのビクトリア王朝では・・・テントウムシが手にとまったら、新しい手袋を、頭にとまったら新しい帽子を受け取るでしょう、とされた。

スイスでは・・・テントウムシは夫婦に赤ちゃんを運んでくる使者といわれている。 

アメリカでは・・・家の中でテントウムシをみつけたら、吉兆。テントウムシの斑点の数だけのお金がやってくる。 

アジアの国々では・・・テントウムシは人の言葉がわかり、神に祝福された生き物とされている。

なんだかこの春は一生懸命テントウムシを探してしまいそうです

テントウムシが幸運のシンボル、縁起物として世界各国で人気のようです。
日本でもテントウムシは幸福なイメージを持っています。
海外では、手にとまると心配事がなくなるとか、結婚できる、子どもを運んできてくれるとか、
とても好意的に思っているようです。
テントウムシが人間にこれだけ愛されて幸せなのではないかと思ってしまいます。

そんな幸せを人間にも分け与えてくれるのかな?そんな気もします。
小さな虫がヨチヨチと葉っぱの上を一生懸命に歩いている姿を見ていると、とても幸せに感じるものです。
頑張れ頑張れとテントウムシに話しかけていながら、自分に言い聞かせている、そんな気持ちもあり、
幸せを運んできて欲しい、幸せを運んでくると思うようになったのかも知れません。

テントウムシの小さな身体を自分の姿と重ね合わせている人もいると思います。
一生懸命に動いていればいつかは幸せになる、いろいろ辛くて泣きたい時もあるけれど、
一歩一歩歩き続ければ必ず幸せが訪れる。そんな気がするのは私だけではないと思います。

今度テントウムシを見つけたら幸せが訪れるかも知れませんよ。いや、幸せは絶対訪れます。

絵写経

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