受験で実際に実力を発揮できるか不安になる受験生は多く、中には神頼みをしたくなるケースもあります。そんな受験生の心に寄り添う縁起物は増えていて、アイディア商品や文具も数多く誕生しています。実力のプラスにはならなくても不安を和らげる縁起物を用意して、受験に挑む子供たちは多いのです。
もくじ
お守りは定番中の定番になっている
受験で縁起を担ぐとなると、有名な神社やお寺のお守りが欲しくなる場合があります。特に学問の神様といわれる菅原道真が祀られている福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮、東京の湯島天満宮は有名で、受験シーズンになると多くの学生が訪れます。贈り物として喜ばれるのもポイントになっています。天満宮は全国各地にあるため、地域の天満宮に行ってお守りを貰うのも方法です。また、日本神話で活躍し、知恵をつかさどる神として知られる八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)を祀った、長野県の戸隠神社や、埼玉県の秩父神社のお守りも人気です。神社に訪れるだけでなく、気持ちを伝えるためにより可愛らしいお守りや個性的なお守りを求める人も増えていて、インターネット上の通販で変えるものも増えています。気持ちを落ち着けるためのお守りとしての役割を重視する人も増えているのです。
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語呂合わせの縁起物が続々登場
お守りが定番品として定着している一方で、受験に必要な文具に縁起物としての意味を見出すメーカーも増えています。五角の鉛筆を作って『合格』とかけたり、視界がクリアになることからクリアシャープペンシルや下敷きを売り出したりと非常に商魂たくましいのです。リラックスするためには笑いの要素も重要で、緊張してばかりいれば実力を発揮できずに受験が終わってしまう可能性もあります。ちょっとしたジョークグッズを使って、心を和ませるのも受験生を応援するポイントになっているのです。招き猫など縁起物がかかれたペンなども販売されているため、好みにあわせて購入したり、送ってみるのも方法です。
切符が縁起物になるケースも!
受験の縁起物は文具やお守りだけでなく、電車の切符にも及びます。千葉県を走る銚子電鉄の切符は特に有名で、本調子に乗れることにかけた『本銚子行き』の合格祈願切符が販売されています。和歌山と大阪を結ぶ南海鉄道では『学文路駅入場券』を販売していて、期間限定になっているため入手の難易度が比較的高いこともポイントになっています。JR四国には『学駅』があり、入場券を購入すると立て読みで『入学』になることが知られていて、やはり縁起物として扱われています。知名度の低いローカル線では宮城県の阿武隈急行線角田駅行きの『GO!かくだ』切符など様々な語呂あわせで切符を販売していて、入手の手間も含めて気持ちを動かすポイントになっているのです。
普段身につけられるものも
受験生向けの合格祈願グッズの中には、合格と書かれたパンツなど直接身につけられるファッションアイテムも存在します。実際に送られたらちょっと困りそうなものがあるのもポイントで、笑って受け止められるかどうか微妙なケースもあります。受験生本人に渡すのではなく、家族が祈願のために身につけるなど発想の転換をした方が良いこともあるのです。受験のプレッシャーと戦っている子供が多いからこそ気持ちの押し付けは禁物で、優しく見守る、受け入れやすい形で送るといった工夫が必要な場合もあるのです。周囲の支える心も受験生にとって大切な応援になるのです。
学業成就の食べものも?!
縁起担ぎの食べ物は多く、中でも活動は定番中の定番になっています。勝負事に『カツ』いみをかけた食べ物は全般的に人気で、体力をつける意味でもプラスになります。一方で、手軽に送れる、食べられる物とは限らないのがネックになります。しかし、そのあたりは食品メーカーもしっかりと考えていて、合格祈願の『キットカット』など、自社の商品にうまく取り込んでいるケースが増えているのです。語呂遊びのお菓子であれば夜食などにも使いやすく、差し入れとしても喜ばれるアイテムになります。