中国のさまざまな縁起物を集めてみました~その2~

 

 

中国の縁起物は実にさまざまなものがあります。前回は縁起が良い動物や生物を紹介しましたが、今回は縁起の良い「もの」を集めてみました。中国の縁起物は歴史があって面白いですよ。ぜひチェックしてみて下さいね。

中国のさまざまな縁起物★第二弾

中国の縁起物をご紹介します。まずは第一弾を見てみてくださいね。

中国のさまざまな縁起物を集めてみました~その1~ – 縁起物百科事典

中国のさまざまな縁起物を集めてみました~その1~ - 縁起物百科事典

形からして縁起よさそうなひょうたん

ひょうたんというと孫悟空を吸い込んでしまうお話を思い出してしまいますが、
これがちゃんとした縁起物なんです。
邪気払いや無病息災、商売繁盛や子孫繁栄など色々な縁起物として扱われます。そういえば、日本の戦国武将の豊臣秀吉も馬印にひょうたんを使っていましたね。
日本でも古くから縁起が良いものとされていたのですね。

 (9422)

中国では種が多いことと胴にくびれのある形から女体にたとえられ多産と繁栄のシンボルとなり「家運興隆」「子孫繁栄」「商売繁盛」を意味します。

また「護禄」や「福禄」と 同じ発音のため、古代の人は、幸運を招くお守りとして、玄関に掛けたり、身に携えて、邪霊を払ったりしました。

末広がりの形をしたひょうたんは、古来よりとても縁起の良いものとされ、除災招福の お守りや魔除けとして広く用いられてきました。
3つ揃えば三拍(瓢)子揃って縁起がよい 。
6つ揃った「六瓢箪」」は、無病(六瓢)息災のお守りになるとされます。
また、蔓が伸び て果実が鈴なりになる様子から、家運興隆、子孫繁栄のシンボルとされてきました。
ひょうたんの絡むキーワードは、「水(水神)」「生命」「健康」です。

お祝いのための爆竹

中国では毎年春節(旧正月)になると、あちこちで爆竹を鳴らします。
日本でもよくニュースになっているので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
実はあの爆竹は2千年もの長い歴史があるのだそうです。
当初は鬼(妖怪・怪物)払いのために使われていたみたいです。
それが色々あって、いつしかお祝いに使われるようになったとか。
読んでもらえばわかるのですが、中国の伝説は相変わらず興味深いです。
 (9426)

中国のお正月は旧暦の一日である。中国人がなぜ、お正月(春節)に爆竹をして、一家団欒のご飯をたべるのかについて知っている人は少ないでしょう
伝えられるところによると、昔々、一匹の妖怪がいた。その名も「年(ネン)」。
年は毎年一度出てきては人間を食べにくる。それゆえに、毎年その頃になると、人々は家にこもって一家で団結してご飯を食べるようになった。

それでは、中国人は、何時から爆竹を鳴し、その由緒は何だっただろうか。

爆竹は中国で2千年あまりの歴史があり、当初は鬼払いするものとして使われていたという。

伝説によると、昔々、「年」という恐ろしい獰猛な怪物がいた。「年」は一年中海底に住んでいるが、大晦日にだけ、上陸して家畜や人間を襲うのであった。それで、大晦日になると、人々はみな山の中へ非難していったという。

元宝(三元)とは?

元宝はもとは中国のお金のことだったそうです。
中国や台湾でよく見る派手な飾りが、まさか最初はお金だったなんて知りませんでした。
形が独特なので使いにくくはなかったのでしょうか?
今は縁起物ですから関係ないかもしれませんが・・・
 (11731)

元宝(三元)
帽子のような形。古代中国では金銀でこれを作り、貨幣として使用した。「三元」は解元、会元、状元の3つで、これが揃うこと、すなわち「全てが意のままになる」ことをあらわしたもの。
台湾に限らず、中華圏に行くと、何かど派手な形の飾り物がある。
これは「元宝」というものだよ。簡単に言えば、中国の昔のお金のことらしい。
なぜこのようにいうのかというと――一応参考までに画像を用意してみたよ。
日本史でも貨幣についての勉強をするときに、寛永通宝、永楽通宝、慶長通宝とか勉強しているはずで、
それには、みんな「通宝」がつくよね。
それで、その画像を例に出した開元通宝なんだけど、
これを「開元通宝」というふうに上下右左と読まずに、「開通元宝」というふうに時計回りに読む人があらわれたんだ。
ここからお金を「元宝」と読むようになったんだよ。そういう説がある。
そのほか、元の王朝のお金に「元宝」と書かれているところから来ているという説もある。
 (12760)

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