「茶柱が立つと縁起がいい」というのは有名な話ですが、どうしてなのでしょうか。実は、古事記の中にも出てくるほど昔からあった話だったんです。また、茶柱の立つ確率や、茶柱が立ちやすくなる方法も調べてみました。
もくじ
茶柱が立つと縁起がいいと言われた発祥の地。
via cafy.jp
「茶柱が立つと縁起が良い。」や「茶柱が立つと良い事がある。」
という俗信が広まったのは静岡県に位置する駿河からだそうです。
茶柱が立つお茶の話が古事記にあった。
via ameblo.jp
『大国主命(おおくにぬしのみこと)が、
須勢理毘売(すせりひめ)を妻として迎え
宮殿を建てる際、石にしっかりと柱を立てた。
この故事から、柱を立てることは、威勢よく
元気のいいことの象徴として、吉事とされた。
やがて、柱を立てる行為は神事のひとつとなり、
有名な諏訪神社の御柱祭り(おんばしらまつり)
のように、柱を神事の中心とする祭りが各地に
残っている。
そして、茶碗の中に立った茶柱を、その神聖な
柱にみたてたというわけだ。』
これが茶柱が立つと縁起がいいという理由だと、茶柱に手を合わせたくなるくらい神秘的ですよね。
茶碗の中の茶柱が柱に見立てるなんて、小さなな世界の中で壮大な風景に見えます。
しかし、これ以外にも茶柱が立つと縁起がいいと言われる理由があったのです。
茶碗の中の茶柱が柱に見立てるなんて、小さなな世界の中で壮大な風景に見えます。
しかし、これ以外にも茶柱が立つと縁起がいいと言われる理由があったのです。
縁起がいいと言われる他の理由
細かくなった茶葉なら急須の網の目を通りますが、さすがにお茶の茎が湯のみに入ること自体が珍しいのです。
そのうえ、その茎が「立つ」となると、なかなか見る事ができない…ということで、縁起が良いとされるようになった、という説もあります。
茶柱が立つと縁起がいいという理由で一番最初に思いつくのはこれですよね。
なかなか見ることはできないけど、縁起がいいのは有名なので、
母親がお茶を入れてくれるときは家族みんなが注目したものです。
でも、一度も立ったところは見たことがないですね。
なかなか見ることはできないけど、縁起がいいのは有名なので、
母親がお茶を入れてくれるときは家族みんなが注目したものです。
でも、一度も立ったところは見たことがないですね。
「また“家の柱が立つ”床柱が立つ“という連想から家の繁栄に繋がり、茶柱が立つと縁起がいいたとえになりました」(アルゴプランさん談)といわれるようになりました。辞書によると「柱」は力“頼りとする人や物事のたとえ”とあり、古語辞典では“拝尊敬の対象である神仏、または高貴な人を数える”とあります。確かにあちこちで家の柱を大事にする風習は昔からみられます。
実は・・・商人の見事な販売戦略だという話も。
「いま流行りのステマ(ステルスマーケティング)」説。「二番茶」が売れ残ることに悩んだ商人が「縁起ものにすれば売れるんじゃないか?」ということで流した噂が広まった…という説だが、なるほど二番茶は、成長した葉を使うため、茎が多く混じりがち。茶柱が立ちやすい、ということだ。
宇治茶に代表される玉露は、お茶の木の新芽の一番良いところを摘んで作られます。しかし、お茶の木は生長して次の葉を出しますから、これを摘んで作るのが二番茶です。
成長しているぶん、葉だけでなく茎まで混じってしまうことになります。
駿河の商人は、良いお茶から売れてしまい、二番茶が売れ残るのに困って考えたのが 「茶柱が立つと縁起が良い」 と 茎が混じってしまうことを逆手にとって、ふれ回りました。
すると、二番茶は値段が安いことも幸いして、飛ぶように売れ始めました。
これはこれで説得力がありますよね。
実際高級なお茶には茶柱が入っていませんので、茶柱が立つ何てことは起こり得ないのです。
これが本当だとすれば、駿河の商人はとても頭がよいですね。
実際高級なお茶には茶柱が入っていませんので、茶柱が立つ何てことは起こり得ないのです。
これが本当だとすれば、駿河の商人はとても頭がよいですね。
茶柱が立つ確率ってどれほど?
ある人が煎茶を使って実験したところ、100杯のお茶で茶柱が立ったのは0杯。立たなかったのだそうだ。それでは、茎が多いお茶なら立つかもしれないと、お茶の茎で作られたお茶・茎茶を使って実験すると、10杯に1杯の割合で茶柱が立ったという。
茎茶は、1度に2~3本の茶柱がたつというケースもあるくらい立ちやすいお茶で、どうしても縁起をかつぐためにその日に立たせたいときは、茎茶がいいようだ。結論としては、普通の煎茶の場合、本当に珍しいことで、立ったときは本当に運が良かったと考えてもいいだろう。確率的に考えると、100分の1以下である。
茶柱の立たせ方。
via locari.jp
茶柱を立たせるポイントは「茎の含まれているお茶を選ぶ・目の粗い急須を使う・少な目の茶葉で多目のお湯を使う」で、10杯中3杯で茶柱が立ったそう。
丁寧に葉を摘んである高級なものは、まず茎の部分は入らないのです。
煎茶より、茎の部分も使う番茶を選びましょう。
最近では急須には茶葉が入らないように細かい網が付いているものが多くあります。
これだと茶柱は注がれませんので、網のないものや細かくないものを使います。
茶柱は普通に注がれても横になるだけです。
上下で重さを変えるために、3分の1ぐらい片側をスプーンなどで潰しておきます。
すると重さが変わるので、茶柱が立ちやすくなります。
これで立っている茶柱を見られます。
わざわざ小細工をして茶柱を立たせるのが縁起がいいことだとは思いませんが、
お家でお茶をお出しするときには茶柱が立っていると嬉しいものですよね。
相手のことを思ってというのであればいいような気がしませんか?
もちろんこれをしたら必ず立つ何てことはありませんがかなり確率は高くなるようですよ。
大切なお客様が来た時などに試してみたいです。
お家でお茶をお出しするときには茶柱が立っていると嬉しいものですよね。
相手のことを思ってというのであればいいような気がしませんか?
もちろんこれをしたら必ず立つ何てことはありませんがかなり確率は高くなるようですよ。
大切なお客様が来た時などに試してみたいです。